思考が現実化する世界
Google GLASS以降に起こる世界の変化を想像してみました。
- 実世界での行動が匿名化された上でメガネ型デバイスからクラウド上に取得・集積され、パターンマイニングが行われる
- コンテキストアウェアネスの技術が進展しARによるレコメンドや情報提示が日常化する
- 行動のみならず、記録された音声、動画、人間関係、感情までもがコンテキストと紐付けられ、パターンマイニングの対象となる
- メガネ型デバイスによる非侵食での脳機能解析=思考の読み取り・クラウドへの吸い上げ・パターン化が可能になる
- メガネ型デバイスを介したBMIが実用化される
- 思考による操作が可能な対象はメガネ型デバイス自体のみならず、ネットワークに接続された全デバイス・空間知能化した実世界にまで及ぶ
- 将来の出来事や人との出会いが統計的に予測(リンク先はPDFファイルです)されるようになる
- 考えるだけで目的に最適な見ず知らずの人と即座にコミュニケーションできる、考えただけで実世界を想いのままに操作できる世界が当たり前になる
- =思考が現実化する世界の到来
完全なる与太話で何の裏付けもありませんが、とはいえ要素技術はすでにひと通り揃っているのではないでしょうか。Google社もこのようなシナリオを視野に入れてGLASSの開発を進めているのではないかと、つい想像してしまいます。
こちらの記事によると、Sergey Brin氏はGoogle GLASSについて、スマートフォンに取って代わることを目指したデバイスであるという主旨の発言をしているようです。
仮にこのような世界が本当に実現するとしたら、私たちはこの変化に対してどう備えたらよいのでしょう。攻殻機動隊や電脳メガネのようなSFアニメの中で描かれた世界が数年先のすぐそこまで来ている。そんな予感がする今日このごろです。