“UX”は流行語?
最近、『UXも流行語として短命に終わってしまう危険性がある』といった話題が専門家の間で問題提起されているようです。私は個人的な情報収集アンテナとしてtwitter上にボット( @UXfeerer )を作成して1年半ほど運用してきたのですが、そのツイート数を表示したのが上のグラフです。web上のソーシャルブックマークや、海外UX関連ブログメディア、UXデザイナーの個人ブログなどのRSSがUXfeederの情報ソースなのですが、今年9月以降、UXに関連した情報発信が海外でかなり減ってきているように見て取れます。(twitterfeedを利用しておりソースとなるRSSのメンテナンスをほとんどしていませんので、その影響も含まれている可能性があり、かなりいい加減なグラフです。あくまで参考としてご覧ください。)
一方で、検索する人の推移はどうなっているかと思い、Googleトレンドでグラフ化してみました。キーワードが”ux”だけですと他のuxを含む検索結果と混ざってしまうため、よく検索されそうなキーワードの組み合わせでグラフ化しています。
やはり2012年終盤にピークアウトして急激にダウントレンドに入っているように見えます。これらのグラフだけで判断することはできませんが、このようにグラフを眺めてみると、情報発信側も情報を受け取ろうと検索する側も、やや停滞感のある状況に入ってきているように感じられます。9月頃に、なにかこのダウントレンドの原因となるような事象が海外であったのでしょうか。気になるところです。
ちなみに、上記のキーワードの検索頻度を地図上にマッピングすることができるので、”ux design”がどの国でよく検索されるのかを見てみました。アメリカは当然として、アジアではインドと韓国でよく検索されているようです。どちらもIT産業が強い国ですし、UXデザインに対する関心度もやはり高いようですね。